住宅購入までのヒストリー
30歳手前で結婚したいという、ぼやーとした願望とともに、自宅を持ち、子供達とあたたかな家庭を築くという願いを適齢期には持っていた。
まずは結婚という高いハードルを越えることができるのかが大問題であったが、自分にはもったいない女性と出会い28歳に結婚することができた。
新婚生活を小綺麗なデザイナーズアパートから始めることができることができれば、妻を喜ばせることができたのだが、実際は、社宅に即入居。
社宅では煩わしい部分が全くなかったとは言い切れなかったものの、快適な社宅ライフを過ごした。
社宅での生活もある程度慣れ、異なる環境での生活もしてみたいと妻とも話をしていたため、値段やロケーションが手頃な物件であれば、購入しようと考えていた。
その頃から、新聞の住宅分譲のチラシなど、自然にチェックするようになっていった。
しかし、探そうとすると、一生に一度の買物のため、慎重に吟味してくるようになる。
吟味する時間がダラダラと流れ、自宅購入が虚構のものへと変わりつつあった。
その理由を夫婦で分析したところ、次のことが問題になり、決断を阻害する要因になっていた。
今まで居住していた場所が、特急停車駅の最寄り駅であったため、自宅も同様に、特急停車駅周辺を探していたためであった。
各駅停車駅でも駅近くに自宅があれば、通勤時間的には、そんなに変わらないため、その範囲にも拡大し探索してみると、要件を満たす物件がちらほら出てきた。
その中で目ぼしい物件2、3件に絞られた。
家の購入条件としては、第一に価格。
第二に利便性(駅から近く、近隣に生活インフラ(スーパー、病院がある。)。
現地視察し、坪数26坪、建物価格 約1,200万円、土地価格 約1,900万円の工務店建売物件を購入することを決定した。
当初の予算は、3,500万円で考えていたため、金額面の条件の第一条件はクリア、幸いにも第二の条件もクリアした。
今、その購入決定時のことを振り返ってみると、終の棲家を選ぶという視点を持っているのであれば、やはり、将来、年齢を重ねた自分の姿を思い浮かべ、日々の行動が小さな生活スペースで完結することができる、利便性の高い地域での購入をお勧めする。
参考:2500万円の家